結核性気管支狭窄により将来的に観血的治療が必要と考えられる2例
比較的稀な結核性気管支狭窄の2例を報告する. 2例とも女性で1例は小児発症, もう1例は成人発症であった. 前者は, 現在18歳で左主気管支に狭窄をきたし受診時にはほぼ左肺全体の無気肺化が見られた. 後者は20歳代に発症し40年以上経過して右主気管支入口部と更に末梢での狭窄と閉塞がみられている. いずれも(1)若年女子に発症する, (2)主気管支に好発する, とされる結核性気管支狭窄の特徴を有している. 現在は狭窄状態のまま生活中であるが今後狭窄は進行性であり, ステントを含めた観血的な治療が必要になると考えられる. 上記2例を供覧し文献的考察とともに報告する....
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Format: | Tagungsbericht |
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Zusammenfassung: | 比較的稀な結核性気管支狭窄の2例を報告する. 2例とも女性で1例は小児発症, もう1例は成人発症であった. 前者は, 現在18歳で左主気管支に狭窄をきたし受診時にはほぼ左肺全体の無気肺化が見られた. 後者は20歳代に発症し40年以上経過して右主気管支入口部と更に末梢での狭窄と閉塞がみられている. いずれも(1)若年女子に発症する, (2)主気管支に好発する, とされる結核性気管支狭窄の特徴を有している. 現在は狭窄状態のまま生活中であるが今後狭窄は進行性であり, ステントを含めた観血的な治療が必要になると考えられる. 上記2例を供覧し文献的考察とともに報告する. |
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ISSN: | 0287-2137 |