急性呼吸不全を呈したBOOPの1例

症例は50歳女性. 2000年9月下旬より39℃台に発熱し, 近医受診. 右上葉に典型的な肺炎像認め, 抗生剤での加療を開始した. しかし, 急速に呼吸不全に陥り当院へ転院. 両側下葉を主体に広範な浸潤影を認めた. レジオネラ肺炎も念頭に置きつつ, 抗生剤とステロイドパルス療法施行. 右上葉の陰影が消退している点からBOOPを強く疑い, TBLB施行. ステロイド剤に著効し, 陰影の移動が見られた点よりBOOPと診断した....

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Hauptverfasser: 志賀太郎, 山元寛, 鈴木純子, 熱田了, 鈴木道明, 坂本匡一, 青木茂行, 松岡郎, 清水誠一郎
Format: Tagungsbericht
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Zusammenfassung:症例は50歳女性. 2000年9月下旬より39℃台に発熱し, 近医受診. 右上葉に典型的な肺炎像認め, 抗生剤での加療を開始した. しかし, 急速に呼吸不全に陥り当院へ転院. 両側下葉を主体に広範な浸潤影を認めた. レジオネラ肺炎も念頭に置きつつ, 抗生剤とステロイドパルス療法施行. 右上葉の陰影が消退している点からBOOPを強く疑い, TBLB施行. ステロイド剤に著効し, 陰影の移動が見られた点よりBOOPと診断した.
ISSN:0287-2137