気管支鏡における麻酔法
気管支鏡症例159例に対し, 気管支鏡検査を麻酔法の違いにより4群に分けて, 循環動態に与える影響について検討した. I群は局所麻酔58例, II a群はラリンジアルマスク(以下LM)+静脈麻酔(プロポフォール)40例, II b群はLM+吸入麻酔36例, II c群は気管内挿管+吸入麻酔25例. II a群は検査中, 心拍数や収縮期血圧, rate pressure productの変動が少なく, 安全で患者負担の少ない気管支鏡麻酔法と考えた. 本邦において気管支鏡の麻酔はほとんどの施設では局所麻酔で施行している. 1998年に気管支学会指導医および認定施設に対して我々が行った全国アンケート...
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Veröffentlicht in: | 気管支学 2001, Vol.23 (1), p.4-10 |
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Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 気管支鏡症例159例に対し, 気管支鏡検査を麻酔法の違いにより4群に分けて, 循環動態に与える影響について検討した. I群は局所麻酔58例, II a群はラリンジアルマスク(以下LM)+静脈麻酔(プロポフォール)40例, II b群はLM+吸入麻酔36例, II c群は気管内挿管+吸入麻酔25例. II a群は検査中, 心拍数や収縮期血圧, rate pressure productの変動が少なく, 安全で患者負担の少ない気管支鏡麻酔法と考えた. 本邦において気管支鏡の麻酔はほとんどの施設では局所麻酔で施行している. 1998年に気管支学会指導医および認定施設に対して我々が行った全国アンケート1)によると, 診断的気管支鏡において92%が局所麻酔を使用し, 全身麻酔で施行されているのは1.9%, 両者を併用する施設は5.9%であった. |
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ISSN: | 0287-2137 |