末梢気道肺傷害におけるSP-Aの変動と病態との関係(末梢気道肺傷害と肺サーファクタント蛋白質A)(第23回日本気管支学会総会)

肺サーファクタント蛋白質A(SP-A)研究の方向は2つに大別される。1つは, 自然免疫の主要因子としての役割であり, もう1つはSP-Aの量的変動を応用した病態の解明である。本稿では, 後者に関連して, 血清SP-Aが増加する呼吸器疾患, 増加の機序, 画像所見との関係, 微小病変の検出感度, 予後との関係について筆者らの研究成果を元にまとめた。現在, SP-Aの測定は所要約1時間で測定可能であり, IPF(IIP)急性憎悪時やARDS等, 診断に緊急性を要求される際にも十分に対応できる。...

Ausführliche Beschreibung

Gespeichert in:
Bibliographische Detailangaben
Veröffentlicht in:気管支学 2000/12/25, Vol.22(8), pp.657-663
Hauptverfasser: 高橋, 弘毅, 原田, 一暁, 白鳥, 正典, 藤嶋, 卓哉, 阿部, 庄作
Format: Artikel
Sprache:jpn
Schlagworte:
Online-Zugang:Volltext
Tags: Tag hinzufügen
Keine Tags, Fügen Sie den ersten Tag hinzu!
Beschreibung
Zusammenfassung:肺サーファクタント蛋白質A(SP-A)研究の方向は2つに大別される。1つは, 自然免疫の主要因子としての役割であり, もう1つはSP-Aの量的変動を応用した病態の解明である。本稿では, 後者に関連して, 血清SP-Aが増加する呼吸器疾患, 増加の機序, 画像所見との関係, 微小病変の検出感度, 予後との関係について筆者らの研究成果を元にまとめた。現在, SP-Aの測定は所要約1時間で測定可能であり, IPF(IIP)急性憎悪時やARDS等, 診断に緊急性を要求される際にも十分に対応できる。
ISSN:0287-2137
2186-0149
DOI:10.18907/jjsre.22.8_657