経気管支鏡的Nd-YAGレーザーと低周波KTPレーザー療法の併用が有効であった気管支内過誤腫の1例

症例は76歳男性。1997年1月, 労作時呼吸困難が出現憎悪し, 当科に精査加療入院となった。気管支鏡検査にて, 右上葉支入口部を完全閉塞する気管支内腫瘍(過誤腫)を認めた。気管支動脈塞栓術施行後, Nd-YAGレーザーと低周波KTPレーザー併用による腫瘍焼灼を実施した。2カ月後の気管支鏡検査でも再発を認めておらず, 低肺機能高齢者の気管支内過誤腫に対する治療法として, 2種類のレーザーを併用する腫瘍焼灼術は有用と考えられた。...

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Veröffentlicht in:気管支学 2000/03/25, Vol.22(2), pp.128-131
Hauptverfasser: 稲田, 陽, 西, 耕一, 安田, 詩子, 常塚, 宣男, 佐藤, 日出夫, 大家, 他喜雄, 車谷, 宏, 藤村, 政樹
Format: Artikel
Sprache:jpn
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Beschreibung
Zusammenfassung:症例は76歳男性。1997年1月, 労作時呼吸困難が出現憎悪し, 当科に精査加療入院となった。気管支鏡検査にて, 右上葉支入口部を完全閉塞する気管支内腫瘍(過誤腫)を認めた。気管支動脈塞栓術施行後, Nd-YAGレーザーと低周波KTPレーザー併用による腫瘍焼灼を実施した。2カ月後の気管支鏡検査でも再発を認めておらず, 低肺機能高齢者の気管支内過誤腫に対する治療法として, 2種類のレーザーを併用する腫瘍焼灼術は有用と考えられた。
ISSN:0287-2137
2186-0149
DOI:10.18907/jjsre.22.2_128