高Ca血症, 血小板増多, 白血球増多を呈した喉頭癌の気管内転移の1剖検例

症例は61歳, 男性. 当院耳鼻咽喉科にて1995年7月に喉頭全摘術を受けた. 1997年4月の胸部X線で左胸水を指摘され当科に紹介となる. 気管支鏡検査では左B^6 入口部は腫瘍により完全閉塞され, 生検結果は扁平上皮癌であった. 胸水細胞診も同様に扁平上皮癌であった. VP-16, CBDCAにて化学療法施行したが効果は得られなかった. 臨床経過中に白血球増多;35000/μl, 高カルシウム血症;15.7mg/dl, 高血小板血症;115.4×104/μlが認められた. 剖検の結果, 喉頭癌の気管内転移であることが判明した....

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Hauptverfasser: 岸本順子, 外村篤志, 中野孝司, 井野口卓, 浅井光子, 井上康, 飯田慎一郎, 前川美穂, 三宅光富, 戸川直樹, 波田寿一, 八十嶋仁, 大久保恵理子, 窪田彬
Format: Tagungsbericht
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:症例は61歳, 男性. 当院耳鼻咽喉科にて1995年7月に喉頭全摘術を受けた. 1997年4月の胸部X線で左胸水を指摘され当科に紹介となる. 気管支鏡検査では左B^6 入口部は腫瘍により完全閉塞され, 生検結果は扁平上皮癌であった. 胸水細胞診も同様に扁平上皮癌であった. VP-16, CBDCAにて化学療法施行したが効果は得られなかった. 臨床経過中に白血球増多;35000/μl, 高カルシウム血症;15.7mg/dl, 高血小板血症;115.4×104/μlが認められた. 剖検の結果, 喉頭癌の気管内転移であることが判明した.
ISSN:0287-2137