新たに開発された側視型拡大気管支ファイパースコープを用いた気管支内腔所見の検討

我々はオリンパス光学工業k.k.により開発された拡大側視鏡を用いて, 正常気管支粘膜所見を, 従来型気管支鏡(Olympus Type 200)と比較検討を行ったので報告する. 【機種】モデル名はXBF-200, 硬性部先端側方に対物レンズとCCDが埋め込まれており, 従来型気管支鏡の約5倍の拡大能を有している. 【方法】気管内挿管後, 気管, 両主気管支, 右中間気管支幹, 右下幹, 左下幹を, 従来型気管支鏡と拡大側視鏡で観察し, 比較検討した. 【結果】従来型気管支鏡では確認できない微細毛細血管が, 拡大側視鏡では明瞭に描出でき, また気管とその他の気管支では, 毛細血管の走行に差がある...

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Veröffentlicht in:気管支学 1999, Vol.21 (3), p.86-86
Hauptverfasser: 高橋弘毅, 伊藤峰幸, 白鳥正典, 谷口治子, 森雅樹, 大芦研輔, 西野雅彦, 阿部庄作
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:我々はオリンパス光学工業k.k.により開発された拡大側視鏡を用いて, 正常気管支粘膜所見を, 従来型気管支鏡(Olympus Type 200)と比較検討を行ったので報告する. 【機種】モデル名はXBF-200, 硬性部先端側方に対物レンズとCCDが埋め込まれており, 従来型気管支鏡の約5倍の拡大能を有している. 【方法】気管内挿管後, 気管, 両主気管支, 右中間気管支幹, 右下幹, 左下幹を, 従来型気管支鏡と拡大側視鏡で観察し, 比較検討した. 【結果】従来型気管支鏡では確認できない微細毛細血管が, 拡大側視鏡では明瞭に描出でき, また気管とその他の気管支では, 毛細血管の走行に差があることが示唆された.
ISSN:0287-2137