術後肝転移を来した肺カルチノイドの1例

症例は63歳, 男性. 以前より血痰を自覚していた. 平成9年3月検診にて胸部異常影を指摘され当院受診. 胸部X線および胸部CTにて左下葉に多発結節を伴う棍棒状陰影を認め気管支鏡施行. 左B^10 入口部に黄白色表面不整で一部壊死を伴う腫瘤が認められ, 同部の生検を行い非定型的カルチノイドの診断を得た. 平成9年6月20日左肺下葉切除を施行, 気管支内腔に沿って伸びた白色充実性境界明瞭な腫瘤が認められた. 術後半年で多発肝転移が認められ現在フォローアップ中である. 術後転移再発を来した肺カルチノイドの1例を経験したので報告する....

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Hauptverfasser: 沖昌英, 平岩真希子, 川井美保子, 安藤麻紀, 坂英雄
Format: Tagungsbericht
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Zusammenfassung:症例は63歳, 男性. 以前より血痰を自覚していた. 平成9年3月検診にて胸部異常影を指摘され当院受診. 胸部X線および胸部CTにて左下葉に多発結節を伴う棍棒状陰影を認め気管支鏡施行. 左B^10 入口部に黄白色表面不整で一部壊死を伴う腫瘤が認められ, 同部の生検を行い非定型的カルチノイドの診断を得た. 平成9年6月20日左肺下葉切除を施行, 気管支内腔に沿って伸びた白色充実性境界明瞭な腫瘤が認められた. 術後半年で多発肝転移が認められ現在フォローアップ中である. 術後転移再発を来した肺カルチノイドの1例を経験したので報告する.
ISSN:0287-2137