気道病変の評価に CT 及び HRCT が有用であった Relapsing Polychondritis の 2 例

呼吸器症状で発症したRelapsing polychondritis(以下RP)の2例を経験した。症例1はステロイドに対する反応が必ずしも良好ではなく, 不幸な転帰をとり, 症例2はプレドニゾロン(以下PSL)10mgの維持量にて寛解していたが, 1年後, 鼻, 耳介の軟骨炎にて再発した。症例1ではCTにより気管支の狭窄所見が明らかであり, 症例2ではHRCTにて3次から4次気管支の病変が描出されており, 治療により所見の著明な改善が得られた。CT及びHRCTはRPの気道病変の早期検出に優れており, 治療効果の判定にも有用であると考えられた。...

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Veröffentlicht in:気管支学 1997/11/25, Vol.19(7), pp.549-556
Hauptverfasser: 中山, 美香, 蒲原, 一之, 平野, 国美, 遠藤, 健夫, 大瀬, 寛高, 斎藤, 武文, 渡辺, 定友, 深井, 志摩夫, 柳内, 登, 長谷川, 鎮雄
Format: Artikel
Sprache:jpn
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Beschreibung
Zusammenfassung:呼吸器症状で発症したRelapsing polychondritis(以下RP)の2例を経験した。症例1はステロイドに対する反応が必ずしも良好ではなく, 不幸な転帰をとり, 症例2はプレドニゾロン(以下PSL)10mgの維持量にて寛解していたが, 1年後, 鼻, 耳介の軟骨炎にて再発した。症例1ではCTにより気管支の狭窄所見が明らかであり, 症例2ではHRCTにて3次から4次気管支の病変が描出されており, 治療により所見の著明な改善が得られた。CT及びHRCTはRPの気道病変の早期検出に優れており, 治療効果の判定にも有用であると考えられた。
ISSN:0287-2137
2186-0149
DOI:10.18907/jjsre.19.7_549