Renal Cell Carcinoma(RCC)肺転移症例の検討

Stage IV RCC症例の約75%は肺転移を伴うとする報告がある. 当院では1984年から1997年までに11例のRCC肺転移症例の経験がある. これら症例の臨床像についてretrospectiveに検討した. 性別は男性11例, 女性0例と男性が多く, 年齢は中央値66歳(55~73歳)であった. 初診時咳嗽, 血痰などの自覚症状の有するものは7例, 無症状は4例であった. 胸部X-p, CTでは, 5例が多発性陰影であった. 気管支鏡は10例に施行され, 4例に気管支腔内に突出する腫瘍を認めた. 3例は経過中に腫瘍発育による気道閉塞のため無気肺を呈しYAG Laser焼灼が行われ, 内...

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Hauptverfasser: 後藤俊介, 小林政司, 岩本範博, 前田正彦, 小宮武文, 平島智徳, 新田隆, 松井薫, 益田典幸, 川瀬一郎, 福田春樹, 菊井正紀
Format: Tagungsbericht
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:Stage IV RCC症例の約75%は肺転移を伴うとする報告がある. 当院では1984年から1997年までに11例のRCC肺転移症例の経験がある. これら症例の臨床像についてretrospectiveに検討した. 性別は男性11例, 女性0例と男性が多く, 年齢は中央値66歳(55~73歳)であった. 初診時咳嗽, 血痰などの自覚症状の有するものは7例, 無症状は4例であった. 胸部X-p, CTでは, 5例が多発性陰影であった. 気管支鏡は10例に施行され, 4例に気管支腔内に突出する腫瘍を認めた. 3例は経過中に腫瘍発育による気道閉塞のため無気肺を呈しYAG Laser焼灼が行われ, 内1例にStent(Expandable Metallic Stent)留置が行われた. 若干の文献的考察を加えて報告する.
ISSN:0287-2137