高度気管気管支狭窄に対するECMO補助下のバルーン拡張術とダイナミックステント留置術を施行した1例
症例は40歳, 女性. 主訴は労作時呼吸困難. 昭和62年結核性胸膜炎と脊椎カリエスに罹患. その頃より軽度の労作時呼吸困難を認めたがその後徐々に増悪. 最近になり湿性咳嗽や喘鳴も出現. 平成7年当科で精査の結果気管と右主気管支に高度の狭窄を認め, 気管支結核の後遺症と考えられた. 体外式膜型人工肺ECMOによリPaO_2 500Torr以上, PaCO_2 42Torrと良好な酸素化を得た後, 血管形成用バルーンカテーテル(径12mm)により気管と右主気管支の狭窄部に対して拡張術(4-6気圧, 30秒間を数回)を施行し, 良好な拡張を得た. その後ダイナミックステントを留置した. 労作時呼吸...
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Zusammenfassung: | 症例は40歳, 女性. 主訴は労作時呼吸困難. 昭和62年結核性胸膜炎と脊椎カリエスに罹患. その頃より軽度の労作時呼吸困難を認めたがその後徐々に増悪. 最近になり湿性咳嗽や喘鳴も出現. 平成7年当科で精査の結果気管と右主気管支に高度の狭窄を認め, 気管支結核の後遺症と考えられた. 体外式膜型人工肺ECMOによリPaO_2 500Torr以上, PaCO_2 42Torrと良好な酸素化を得た後, 血管形成用バルーンカテーテル(径12mm)により気管と右主気管支の狭窄部に対して拡張術(4-6気圧, 30秒間を数回)を施行し, 良好な拡張を得た. その後ダイナミックステントを留置した. 労作時呼吸困難, 肺機能は著明に改善した. ステント留置後4ヵ月経過したがステント末端に炎症性肉芽の形成や喀痰量の増加を認めるため一旦ステントを抜去したが気道は充分開存している. また, 3次元CTは気道の状態の把握のために非常に有用であった. |
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ISSN: | 0287-2137 |