気管支形成術を行った稀な気管支狭窄の2例

症例1:74歳女性, 平成8年2月4日頃から咳嗽出現し, 黄色調の喀痰の排出があった. 2月14日に前医受診し, 左下葉の無気肺を認めた. 気管支鏡では, 左下葉枝入口部の狭窄を認め, 細胞診はClass IIIで手術適応とした. 手術は左B^6 気管支の管状切除を行い術中病理で, 悪性の所見が無かったので, 同部を端々吻合を行った. 症例2:62歳女性, 平成8年4月に, 他疾患にて通院中左舌区の無気肺を指摘された. 気管支鏡では, B^4+5 の狭窄及び喀痰による完全閉塞を認め, 細胞診はClass IIIで手術適応とした. 手術は左B^4+5 気管支の管状切除を行い術中病理で, 悪性の所...

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Hauptverfasser: 中平孝明, 吉岡誠, 福島靖典, 矢野光洋, 松元信弘, 山下秀一
Format: Tagungsbericht
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Zusammenfassung:症例1:74歳女性, 平成8年2月4日頃から咳嗽出現し, 黄色調の喀痰の排出があった. 2月14日に前医受診し, 左下葉の無気肺を認めた. 気管支鏡では, 左下葉枝入口部の狭窄を認め, 細胞診はClass IIIで手術適応とした. 手術は左B^6 気管支の管状切除を行い術中病理で, 悪性の所見が無かったので, 同部を端々吻合を行った. 症例2:62歳女性, 平成8年4月に, 他疾患にて通院中左舌区の無気肺を指摘された. 気管支鏡では, B^4+5 の狭窄及び喀痰による完全閉塞を認め, 細胞診はClass IIIで手術適応とした. 手術は左B^4+5 気管支の管状切除を行い術中病理で, 悪性の所見が無かったので, 同部を端々吻合を行った. まとめ:気管支の管状切除, 気管支の端々吻合を行った稀な気管支狭窄の2例を経験した. 診断及び術式について, 若干の文献的考察を加え報告する.
ISSN:0287-2137