気管・気管支の3D-CTの基礎的研究
〔目的〕最近の撮影機器ならびにコンピューター技術の進歩およびヘリカルCTの登場によりCTによる三次元画像が臨床診断に耐えうる画質にて容易に得られるようになった. しかし, 撮影法, 画像処理技術および表示方法等により加工されたものであり, 様々に修飾された画像となる. そこで, ビニール製のチューブと豚の気管を撮影条件, 再構成条件および作成条件を種々に変化させて, 3D画像を再構成させて最良の方法を検討した. 〔方法〕用いたCT装置は東芝製X Force-SHであり, ワークステイション(X tension)を使用し画像を作成した. 変更させた条件は, 撮影条件としては, X線ビーム厚, 寝...
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Veröffentlicht in: | 気管支学 1996, Vol.18 (3), p.19-19 |
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Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 〔目的〕最近の撮影機器ならびにコンピューター技術の進歩およびヘリカルCTの登場によりCTによる三次元画像が臨床診断に耐えうる画質にて容易に得られるようになった. しかし, 撮影法, 画像処理技術および表示方法等により加工されたものであり, 様々に修飾された画像となる. そこで, ビニール製のチューブと豚の気管を撮影条件, 再構成条件および作成条件を種々に変化させて, 3D画像を再構成させて最良の方法を検討した. 〔方法〕用いたCT装置は東芝製X Force-SHであり, ワークステイション(X tension)を使用し画像を作成した. 変更させた条件は, 撮影条件としては, X線ビーム厚, 寝台移動速度, 管電流などであり, 再構成条件としては再構成間隔, 再構成関数, 再構成補間法である. また作成条件としては上下の閾値である. 〔結果〕まず撮影条件ではX線ビーム厚が重要で寝台移動速度と同一にすることも大切である. また大電流が画質を向上させる. 再構成条件では, 再構成間隔は薄いほど画質が向上するが比例して作成時間が長くなる欠点がある. 再構成関数, 再構成補間法, 閾値の変化に関しても画質は異なり最適なものを選択する必要があると考えられた. |
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ISSN: | 0287-2137 |