Nd-YAGレーザーと高周波スネアを用いて摘出した気管内過誤腫の1例

症例は68歳, 女性. 血痰を主訴に岩手県立北上病院を受診, 気管支鏡にて気管分岐部のやや右寄りの膜様部に有茎性でポリープ状の腫瘤を発見された. 表面の性状, 硬さあるいはCT像(腫瘤の中心部に石灰化陰影)などより過誤腫が疑われ当科を紹介された. YAGレーザーにて茎の一部を焼却したのち, 高周波スネアで茎を切断, 腫瘍を摘出した. 大きさは小指頭大であった. 組織学的には過誤腫であった. 血痰は陳旧性炎症性病変からと思われた. 摘出前後のV-Vカーブは共に正常であった....

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Bibliographische Detailangaben
Veröffentlicht in:気管支学 1995, Vol.17 (6), p.544-544
Hauptverfasser: 武内健一, 平野春人, 坂本祥一, 守義明, 冨地信和, 照井カズ, 橋本邦久, 石木幹人, 羽隅透, 田村太志
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:症例は68歳, 女性. 血痰を主訴に岩手県立北上病院を受診, 気管支鏡にて気管分岐部のやや右寄りの膜様部に有茎性でポリープ状の腫瘤を発見された. 表面の性状, 硬さあるいはCT像(腫瘤の中心部に石灰化陰影)などより過誤腫が疑われ当科を紹介された. YAGレーザーにて茎の一部を焼却したのち, 高周波スネアで茎を切断, 腫瘍を摘出した. 大きさは小指頭大であった. 組織学的には過誤腫であった. 血痰は陳旧性炎症性病変からと思われた. 摘出前後のV-Vカーブは共に正常であった.
ISSN:0287-2137