広範囲気管軟化症に対するダイナミックステントの使用経験

広範囲気管軟化症(三日月型)に対し, ダイナミックステントを用いたので報告した. 38歳女性. 発作性呼吸困難を主訴とした. 気管支鏡所見において, 広範囲な気管膜様部の内腔への膨隆と, 前医における気管切開によると考えられる刀鞘型狭窄を認めた. 全身麻酔下にて内径13mm, 全長11cmのダイナミックステントを留置し症状の消失を得たが, 問題点としてステント全長11cmと長さによると思われる去痰困難を認め, またステント先端の左右主気管支入口部の肉芽組織形成を惹起し, YAG-Laser焼灼を余儀なくされた....

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Hauptverfasser: 杉田和彦, 長井千輔, 知元正行, 池田康紀, 石浜洋美, 鈴木庄司, 田村光信, 小林哲, 田渕賢治, 松下恭, 嶋田晃一郎, 日野原正, 平林秀樹, 越井健司, 宇野浩平, 大垣治幸, 藤沢勉, 生野登, 平林敬之
Format: Tagungsbericht
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:広範囲気管軟化症(三日月型)に対し, ダイナミックステントを用いたので報告した. 38歳女性. 発作性呼吸困難を主訴とした. 気管支鏡所見において, 広範囲な気管膜様部の内腔への膨隆と, 前医における気管切開によると考えられる刀鞘型狭窄を認めた. 全身麻酔下にて内径13mm, 全長11cmのダイナミックステントを留置し症状の消失を得たが, 問題点としてステント全長11cmと長さによると思われる去痰困難を認め, またステント先端の左右主気管支入口部の肉芽組織形成を惹起し, YAG-Laser焼灼を余儀なくされた.
ISSN:0287-2137