慢性乾性咳嗽患者の呼吸機能および喀痰細胞分画の検討

[目的]慢性乾性咳嗽をきたす疾患群における喀痰細胞分画の評価 [対象]1)2カ月以上続く乾性咳嗽を主訴に当科外来を受診した症例. i)メサコリン気道過敏性試験でPC20-FEV1が5.0mg/ml以上でかつ, H1-blocherが著効した症例:男性1名, 女性7名. ii)PC20-FEV1が5.0mg/ml以下でかつ, β2刺激剤が著効した症例:男性3名, 女性5名. 2)軽症喘息患者:男性9名, 女性7名. 3)健常者:男性6名, 女性2名. [結果]アレルギーの関与が考えられる慢性乾性咳嗽患者では, 気道過敏性の有無にかかわらず, 高率に喀痰中に好酸球が認められた. [結論]慢性乾性咳...

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Veröffentlicht in:気管支学 1995, Vol.17 (3), p.73-73
Hauptverfasser: 辻浦寧枝子, 藤村政樹, 阿保未来, 品川俊治, 明茂治, 坂東琢磨, 安井正英, 中積泰人, 松田保
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:[目的]慢性乾性咳嗽をきたす疾患群における喀痰細胞分画の評価 [対象]1)2カ月以上続く乾性咳嗽を主訴に当科外来を受診した症例. i)メサコリン気道過敏性試験でPC20-FEV1が5.0mg/ml以上でかつ, H1-blocherが著効した症例:男性1名, 女性7名. ii)PC20-FEV1が5.0mg/ml以下でかつ, β2刺激剤が著効した症例:男性3名, 女性5名. 2)軽症喘息患者:男性9名, 女性7名. 3)健常者:男性6名, 女性2名. [結果]アレルギーの関与が考えられる慢性乾性咳嗽患者では, 気道過敏性の有無にかかわらず, 高率に喀痰中に好酸球が認められた. [結論]慢性乾性咳嗽患者の喀痰中好酸球の検出は, アレルギー疾患の診断に有用であると考えられた.
ISSN:0287-2137