気管支鏡下生検にて証明しえた髄外性形質細胞腫の1例

左顎下部に原発し, 左肺門部に転移をきたした髄外性形質細胞腫の1例を経験したので報告する. 症例は58歳女性で6年前に原発巣の手術と放射線治療がなされた. 今回胸部X線で左肺門の腫大を指摘され, 気管支鏡検査を施行した. 左上葉枝入口部より粘膜の発赤腫脹と血管怒張があり, 舌区枝には著明な全周性狭窄と縦走皺壁の肥厚がみられた. 舌区枝入口部からの生検にて形質細胞腫が証明された. 全身化学療法と放射線療法にて胸写上腫瘍の縮小を認め, 内視鏡的にも狭窄の軽減をみた....

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Veröffentlicht in:気管支学 1994, Vol.16 (4), p.416-417
Hauptverfasser: 岸本佳子, 松本常男, 三浦剛史, 野村敏, 副島京子, 内迫博路, 中木浩司, 伊東克能, 藤田岳史, 松井美補子, 定永雅子, 中西敬
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:左顎下部に原発し, 左肺門部に転移をきたした髄外性形質細胞腫の1例を経験したので報告する. 症例は58歳女性で6年前に原発巣の手術と放射線治療がなされた. 今回胸部X線で左肺門の腫大を指摘され, 気管支鏡検査を施行した. 左上葉枝入口部より粘膜の発赤腫脹と血管怒張があり, 舌区枝には著明な全周性狭窄と縦走皺壁の肥厚がみられた. 舌区枝入口部からの生検にて形質細胞腫が証明された. 全身化学療法と放射線療法にて胸写上腫瘍の縮小を認め, 内視鏡的にも狭窄の軽減をみた.
ISSN:0287-2137