気管内悪性腫瘍の中枢性気道狭窄に対する Nd-YAG レーザー治療の検討

癌の進行に伴う中枢性の気道狭窄, 閉塞を有する7例に対して, 救命救急あるいはquality of life (QOL)の改善を目的として, Nd-YAGレーザー治療を施行した。7例中5例においては治療直後から呼吸状態の改善を認めた。合併症としての出血は全例において認められたが, うち1例では大量の出血を呈し, 死亡に至った。Nd-YAGレーザー治療は癌性の気道狭窄, 閉塞に対してpalliativeな治療として優れるが, 合併症としての出血は時に致命的であり, その対策をさらに検討していく必要がある。...

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Veröffentlicht in:気管支学 1994/03/25, Vol.16(2), pp.125-129
Hauptverfasser: 玉野井, 優水, 高田, 実, 楠, 洋子, 児嶋, 真治, 新田, 隆, 平島, 智徳, 梁, 尚志, 塚田, 裕子, 松浦, 悦子, 吉川, 厚子, 松井, 薫, 工藤, 新三, 益田, 典幸, 福岡, 正博
Format: Artikel
Sprache:jpn
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Beschreibung
Zusammenfassung:癌の進行に伴う中枢性の気道狭窄, 閉塞を有する7例に対して, 救命救急あるいはquality of life (QOL)の改善を目的として, Nd-YAGレーザー治療を施行した。7例中5例においては治療直後から呼吸状態の改善を認めた。合併症としての出血は全例において認められたが, うち1例では大量の出血を呈し, 死亡に至った。Nd-YAGレーザー治療は癌性の気道狭窄, 閉塞に対してpalliativeな治療として優れるが, 合併症としての出血は時に致命的であり, その対策をさらに検討していく必要がある。
ISSN:0287-2137
2186-0149
DOI:10.18907/jjsre.16.2_125