気管支発生Granular cell tumorの1例

気管気管支系に発生するGranular cell tumorは比較的稀な疾患である. 繰り返す血痰にて気管支鏡検査を施行され発見された気管支発生の1例を経験した. 症例は61歳男性. 気管支鏡検査で左B6入口部に表面平滑で光沢のある白色調の腫瘤を認めた. 生検による組織所見では, 一部扁平上皮化生を示す気管支粘膜上皮下に胞体の豊かな小顆粒状のspindle shapeの細胞がシート状に増生していた. PAS染色, S-100protein, 電子顕微鏡により診断した. 画像上, 末梢の気管支粘膜への拡がりも疑われたため左下葉切除が施行された....

Ausführliche Beschreibung

Gespeichert in:
Bibliographische Detailangaben
Veröffentlicht in:気管支学 1993, Vol.15 (6), p.596-596
Hauptverfasser: 倉光達也, 福田正明, 中木浩司, 田中伸幸, 丁子卓, 内迫博路, 野村敏, 有吉功, 中村洋, 松本常男, 中西敬
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
Tags: Tag hinzufügen
Keine Tags, Fügen Sie den ersten Tag hinzu!
Beschreibung
Zusammenfassung:気管気管支系に発生するGranular cell tumorは比較的稀な疾患である. 繰り返す血痰にて気管支鏡検査を施行され発見された気管支発生の1例を経験した. 症例は61歳男性. 気管支鏡検査で左B6入口部に表面平滑で光沢のある白色調の腫瘤を認めた. 生検による組織所見では, 一部扁平上皮化生を示す気管支粘膜上皮下に胞体の豊かな小顆粒状のspindle shapeの細胞がシート状に増生していた. PAS染色, S-100protein, 電子顕微鏡により診断した. 画像上, 末梢の気管支粘膜への拡がりも疑われたため左下葉切除が施行された.
ISSN:0287-2137