看護科と理学療法学部の学生の患者教育についての指導観
リハビリテーションを嫌がる老人患者に対する指導態度を看護科と理学療法学部の学生について比較した. 紙上ロールプレイの方法を用いて患者に対する応対のしかたを調べた. そして, 個別回答分析法によって共感的態度を評価した. 対象学生 川崎医療短期大学 第一看看護科1年 52 第二看看護科1年 51 第一看看護科3年 51 川崎リハビリテーション学院 理学療法学部1年 39 2年 35 3年 37 第一看護科3年の学生が一番共感的態度を示し, 看護科1年の学生がそれに続いた. 理学療法学部の学生は訓練者中心の態度であった. リハビリテーションの訓練においては, 看護婦は援助者, 理学療法士は訓練者と...
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Veröffentlicht in: | 川崎医学会誌 1994, Vol.20 (suppl), p.85-90 |
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Hauptverfasser: | , , , |
Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | リハビリテーションを嫌がる老人患者に対する指導態度を看護科と理学療法学部の学生について比較した. 紙上ロールプレイの方法を用いて患者に対する応対のしかたを調べた. そして, 個別回答分析法によって共感的態度を評価した. 対象学生 川崎医療短期大学 第一看看護科1年 52 第二看看護科1年 51 第一看看護科3年 51 川崎リハビリテーション学院 理学療法学部1年 39 2年 35 3年 37 第一看護科3年の学生が一番共感的態度を示し, 看護科1年の学生がそれに続いた. 理学療法学部の学生は訓練者中心の態度であった. リハビリテーションの訓練においては, 看護婦は援助者, 理学療法士は訓練者としての役割意識を持っているからであろう. 研究の意図と経過 患者の人間としての尊厳を重視し望ましいケアのあり方をもとめて医療従事者養成に当たってきた. 特に, 近年増加してきた成人病については, 患者自身のセルフケア能力の増進を援助するという患者教育の必要性を感じ「患者教育のできる医療従事者養成」の研究を1984年より進めてきた. |
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ISSN: | 0386-5924 |