3. 平成16年度・昭和大学学生歯科検診報告-矯正科の立場から
【緒言, 目的】我々は, 昭和大学学生の口腔健康の増進, 維持および医療系大学における歯並びへの関心度を調査する目的で今回の検診を行ったので検診結果を総括する. 【方法】1. 対象 昭和大学医, 歯, 薬, 看護2学年生 2. 期間 平成16年5月10日~7月9日(28日間)時間帯17:00~18:00 3. 検査項目 (1)噛み合わせ, 歯並び (2)開口時の顎の痛みや音 (3)虫歯 (4)歯の色 (5)歯ぐき (6)口臭 (7)その他【結果, 考察】被検診者数は, 333人, (男性108人, 女性225人)であり, 受診率は看護が91%, 薬学部が56%, 歯学部が54%, 医学部が46...
Gespeichert in:
Veröffentlicht in: | 昭和歯学会雑誌 2005, Vol.25 (1), p.43-43 |
---|---|
Hauptverfasser: | , , , , , , , , , , |
Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Online-Zugang: | Volltext |
Tags: |
Tag hinzufügen
Keine Tags, Fügen Sie den ersten Tag hinzu!
|
Zusammenfassung: | 【緒言, 目的】我々は, 昭和大学学生の口腔健康の増進, 維持および医療系大学における歯並びへの関心度を調査する目的で今回の検診を行ったので検診結果を総括する. 【方法】1. 対象 昭和大学医, 歯, 薬, 看護2学年生 2. 期間 平成16年5月10日~7月9日(28日間)時間帯17:00~18:00 3. 検査項目 (1)噛み合わせ, 歯並び (2)開口時の顎の痛みや音 (3)虫歯 (4)歯の色 (5)歯ぐき (6)口臭 (7)その他【結果, 考察】被検診者数は, 333人, (男性108人, 女性225人)であり, 受診率は看護が91%, 薬学部が56%, 歯学部が54%, 医学部が46%と看護を除き, 低い検診率であった. また, 現在口腔内で気になっている事項は, 噛み合わせ, 歯並びが29%, 虫歯25%, 歯の色が19%と審美に対する高い関心が伺われた. 歯並びを気にしている学生が, 他にどんな口腔内疾患を気にしているのかを調べた結果, 歯並びを単独で気にしている学生が40%で最も多く, 噛み合わせと虫歯を気にしている学生が20%, 噛み合わせと歯の色を気にしている学生が19%であった. したがって, 全体の約6割の学生が歯並びを審美面から気にしていた. さらに, 検診の結果, 矯正専門医の歯並びに対する指摘に対して学生の自覚性を調べた結果, 医学部で30%, 薬学部が27%, 歯学部が21%, 看護学生が19%, と歯学部の低さが目立った. 近年のデンタルIQの高い患者が歯並びに対する審美障害や機能障害を訴える半面, 医療系学生(低学年時)の歯並びに対する意識の低さが明らかになった. このことから, 低学年時における歯並びに対する適切な教育の必要性が考えられた. また, 検診後の学生が治療を受けられる体制を大学側で整備することも必要であると考えられた. |
---|---|
ISSN: | 0285-922X |