破骨細胞におけるCSF-1レセプターの発現と制御に関する研究

Colony Stimulating Factor-1(CSF-1)は, マクロファージ単球系の増殖, 分化, 活性化因子として知られ, また破骨細胞の形成及び生存に必須の因子であると報告されている. また成熟破骨細胞の膜表面には, CSF-1のレセプターが多数存在することそして破骨細胞及び前駆細胞には, レセプター蛋白を認識するc-fms遺伝子を持つことも見出されている. しかしながら成熟破骨細胞のCSF-1レセプターの詳細なる性状は, 未だ不明である. そこで, 我々はラットより単離した破骨細胞を用いてCSF-1レセプターが実際にDownmodulationを起こし調節されるのかどうかを検...

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Veröffentlicht in:昭和歯学会雑誌 1995, Vol.15 (1), p.32-32
Hauptverfasser: 天野均, 山田庄司
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:Colony Stimulating Factor-1(CSF-1)は, マクロファージ単球系の増殖, 分化, 活性化因子として知られ, また破骨細胞の形成及び生存に必須の因子であると報告されている. また成熟破骨細胞の膜表面には, CSF-1のレセプターが多数存在することそして破骨細胞及び前駆細胞には, レセプター蛋白を認識するc-fms遺伝子を持つことも見出されている. しかしながら成熟破骨細胞のCSF-1レセプターの詳細なる性状は, 未だ不明である. そこで, 我々はラットより単離した破骨細胞を用いてCSF-1レセプターが実際にDownmodulationを起こし調節されるのかどうかを検索した. Chambersらの方法に準じ, 生後1日齢のWistar系ラットから摘出した左右脛骨, 大腿骨を切り刻み, プラスチックのカバースリップ上に付着させ接着性の差により破骨細胞を単離した. 破骨細胞が付着したカバースリップを24穴のディッシュに移し, 37℃で15%FCSを含むIB培地にて0から2時間750pMのrhCSF-1(カイロン社より供与の存在下で培養した.
ISSN:0285-922X