クラウン・ブリッジの統計的観察

本研究の目的は, 平成2年度に昭和大学歯科病院第一補綴科で製作したクラウンとブリッジに関して統計的情報(総製作数), クラウンの種類とその割合, 支台歯の歯髄の有無等)を確定することであり, 以下のような結果が得られた. (1)クラウンとブリッジの製作総数は1,149個であり, そのうち966個(84%)がクラウンで, 残り183個(16%)がブリッジであった. (2)クラウンのうち最も多いのは全部鋳造冠496個(51.3%)で, 次いで陶材焼付鋳造冠232個(24.0%)であった. (3)前歯部では陶材焼付鋳造冠とジャケット冠がほぼ同数, 小臼歯部では全部鋳造冠が陶材焼付鋳造冠の約2倍, 大...

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Veröffentlicht in:昭和歯学会雑誌 1993, Vol.13 (2), p.142-147
Hauptverfasser: 池田光安, 船登雅彦, 本村一朗, 宮治俊朗, 福永秀樹, 石田和弘, 川和忠治
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:本研究の目的は, 平成2年度に昭和大学歯科病院第一補綴科で製作したクラウンとブリッジに関して統計的情報(総製作数), クラウンの種類とその割合, 支台歯の歯髄の有無等)を確定することであり, 以下のような結果が得られた. (1)クラウンとブリッジの製作総数は1,149個であり, そのうち966個(84%)がクラウンで, 残り183個(16%)がブリッジであった. (2)クラウンのうち最も多いのは全部鋳造冠496個(51.3%)で, 次いで陶材焼付鋳造冠232個(24.0%)であった. (3)前歯部では陶材焼付鋳造冠とジャケット冠がほぼ同数, 小臼歯部では全部鋳造冠が陶材焼付鋳造冠の約2倍, 大臼歯部では大部分が全部鋳造冠であった. (4)ブリッジに関しては下顎臼歯部に最も多く装着され, ついで上顎臼歯部であり, 最も少ないのが下顎前歯部であった. (5)ブリッジ支台歯に関しては70%が無髄であり, 30%が有髄歯であった.
ISSN:0285-922X