Bacteroides oralisのspherolplast形成とglucanaseの局在について
歯垢細菌の産生する菌体外多糖のうち, Glucanことに不溶性glucan(mutan)は, 歯垢形成の大きな要因となっている. この不溶性glucanはDextranase(α-1, 6-glucanase)のみでは分解されずMutanase(α-1, 3-glucanase)との共同作業が必要なこと, そしてこの両酵素を産生する歯垢細菌としてBacteroides oralisが分離された. 我々はこの菌の代表株であるB. oralis Ig 4aにつき酵素の精製等を行ってきたが, その過程で細菌内でのDextranaseおよびMutanaseの産生場所あるいは貯蔵場所の異なることが認めら...
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Veröffentlicht in: | 昭和歯学会雑誌 1984, Vol.3 (2), p.258-259 |
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Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 歯垢細菌の産生する菌体外多糖のうち, Glucanことに不溶性glucan(mutan)は, 歯垢形成の大きな要因となっている. この不溶性glucanはDextranase(α-1, 6-glucanase)のみでは分解されずMutanase(α-1, 3-glucanase)との共同作業が必要なこと, そしてこの両酵素を産生する歯垢細菌としてBacteroides oralisが分離された. 我々はこの菌の代表株であるB. oralis Ig 4aにつき酵素の精製等を行ってきたが, その過程で細菌内でのDextranaseおよびMutanaseの産生場所あるいは貯蔵場所の異なることが認められた. そこで本実験では両酵素の細胞内での局在性について検討した. 予備実験として培養上清中の酵素活性も調べたがDextranaseは上清中に遊出してくるのに対し, Mutanaseは遊出せず細胞内に留まっていた. |
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ISSN: | 0285-922X |