エナメル質周波条域の石灰化度

若い小臼歯を用いて, 形態学的に健全なエナメル質周波条域の石灰化度を, エネルギー分散形X線マイクロアナライザで分析した.個々の歯牙において, 歯冠中央部付近の周波条は, 小柱の末端がつくる小孔の帯状域として観察され, 周波条間領域と比べると, カルシウムとリンの濃度は有意に低い値を示した, また, カルシウムとリンの比は同程度か, あるいは低い値をとる傾向がみられた....

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Veröffentlicht in:昭和歯学会雑誌 1983/09/30, Vol.3(1), pp.45-47
Hauptverfasser: 小高, 鉄男, 出張, 一博, 黒岩, 美枝
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:若い小臼歯を用いて, 形態学的に健全なエナメル質周波条域の石灰化度を, エネルギー分散形X線マイクロアナライザで分析した.個々の歯牙において, 歯冠中央部付近の周波条は, 小柱の末端がつくる小孔の帯状域として観察され, 周波条間領域と比べると, カルシウムとリンの濃度は有意に低い値を示した, また, カルシウムとリンの比は同程度か, あるいは低い値をとる傾向がみられた.
ISSN:0285-922X
2186-5396
DOI:10.11516/dentalmedres1981.3.45