唇顎口蓋裂に対するLeFort I型骨切り術併用側方拡大について

唇顎口蓋裂に起因する特徴的な狭窄歯列弓に対しての歯列弓の拡大は, 歯科矯正治療単独では十分な拡大量の獲得が困難で, 動的治療終了後の後戻りに注意を要する. 骨延長の考えに基づいたLeFort I型骨切り術を併用した歯列の側方拡大は, 治療の効率化と咬合再建後の歯槽性の後戻りの対策, 患者の負担軽減を加味した治療法として期待される. 本稿では, 唇顎口蓋裂に起因する特徴的な狭窄歯列弓に対して適用した側方拡大の代表例を供覧するとともに, 診断と治療方針, 有効性について概説する....

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Veröffentlicht in:Dental Medicine Research 2010/07/31, Vol.30(2), pp.189-194
Hauptverfasser: 倉林, 仁美, 槇, 宏太郎
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:唇顎口蓋裂に起因する特徴的な狭窄歯列弓に対しての歯列弓の拡大は, 歯科矯正治療単独では十分な拡大量の獲得が困難で, 動的治療終了後の後戻りに注意を要する. 骨延長の考えに基づいたLeFort I型骨切り術を併用した歯列の側方拡大は, 治療の効率化と咬合再建後の歯槽性の後戻りの対策, 患者の負担軽減を加味した治療法として期待される. 本稿では, 唇顎口蓋裂に起因する特徴的な狭窄歯列弓に対して適用した側方拡大の代表例を供覧するとともに, 診断と治療方針, 有効性について概説する.
ISSN:1882-0719
2186-540X
DOI:10.7881/dentalmedres.30.189