回復期リハビリテーション病棟退院後の男性脳卒中者が「ありたい自分のイメージ」と折り合いながら社会参加を継続するプロセス
要旨:【背景と方法】我が国の地域在住脳卒中者は社会参加の機会に乏しく,男性高齢者の社会参加・交流には特に課題が多いとされる.そこで,男性脳卒中者が社会参加を経験するプロセスを複線径路等至性アプローチに基づいて分析した.【結果】3名の参加者は,入院中も途切れることなく社会参加を継続し,発症による様々な変化に向き合う中で『ありたい自分のイメージ』という価値に基づき,その価値観を体現できる社会参加という行為を選択していくプロセスを語った.【結論】男性脳卒中者の社会参加促進には,その人の持っている価値観を捉え,その価値観に依拠して将来の見通しを持つことができるよう支援することの重要性が示唆された....
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Veröffentlicht in: | 作業療法 2023/08/15, Vol.42(4), pp.426-434 |
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Hauptverfasser: | , |
Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
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Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 要旨:【背景と方法】我が国の地域在住脳卒中者は社会参加の機会に乏しく,男性高齢者の社会参加・交流には特に課題が多いとされる.そこで,男性脳卒中者が社会参加を経験するプロセスを複線径路等至性アプローチに基づいて分析した.【結果】3名の参加者は,入院中も途切れることなく社会参加を継続し,発症による様々な変化に向き合う中で『ありたい自分のイメージ』という価値に基づき,その価値観を体現できる社会参加という行為を選択していくプロセスを語った.【結論】男性脳卒中者の社会参加促進には,その人の持っている価値観を捉え,その価値観に依拠して将来の見通しを持つことができるよう支援することの重要性が示唆された. |
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ISSN: | 0289-4920 2434-4419 |
DOI: | 10.32178/jotr.42.4_426 |