NMDA 性遅延前根電位(sVRP)からみた笑気, キセノンの鎮痛効果

笑気キセノンおよびハロセンがNMDA(N methyl D asparatic acid)受容体をブロックすることが報告され, その強い鎮痛作用との関連が指摘されている1, 2). 脊髄前根より記録される経過の遅い電流(slow Ventral Root Potential, sVRP)は疼痛性侵害刺激に対する反応のin vitroでの良い指標とされ, 初期成分はNMDAを, 中後期成分はSPを介している報告がある3). そこで今回は低濃度の笑気キセノンの鎮痛作用をsVRPを指標として初期NMDA成分との関連で検討した....

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Veröffentlicht in:MEDICAL GASES 2001, Vol.3 (1), p.76-77
Hauptverfasser: 渡邊一平, 竹之下眞, 真下節, 内田一郎, 吉矢生人
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:笑気キセノンおよびハロセンがNMDA(N methyl D asparatic acid)受容体をブロックすることが報告され, その強い鎮痛作用との関連が指摘されている1, 2). 脊髄前根より記録される経過の遅い電流(slow Ventral Root Potential, sVRP)は疼痛性侵害刺激に対する反応のin vitroでの良い指標とされ, 初期成分はNMDAを, 中後期成分はSPを介している報告がある3). そこで今回は低濃度の笑気キセノンの鎮痛作用をsVRPを指標として初期NMDA成分との関連で検討した.
ISSN:2434-6152