脊椎椎間板疾患のMRI診断
Magnetic resonance imaging(MRI)により, これまで画像化が不可能であった脊椎の椎間板と脊髄の形態がかなり詳細に描出されるようになり, その病変, すなわち椎間板の変性, 脊髄腫瘍, 脊髄空洞症など, さらには外傷による脊髄損傷も容易に画像診断できるようになった5, 7). しかし, 従来の放射線診断と異なり, MRIでは使用する機種の静磁場強度とdata collectionにどのようなパルス系列を採用するかによってその画像が異なってくるので, 診断目的にかなった最適の撮像法を選択し, またその画像が提供している情報を十分に理解しておく必要がある. 今回我々は,...
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Veröffentlicht in: | Neurologia medico-chirurgica 1989, Vol.29 (2), p.99-105 |
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Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | Magnetic resonance imaging(MRI)により, これまで画像化が不可能であった脊椎の椎間板と脊髄の形態がかなり詳細に描出されるようになり, その病変, すなわち椎間板の変性, 脊髄腫瘍, 脊髄空洞症など, さらには外傷による脊髄損傷も容易に画像診断できるようになった5, 7). しかし, 従来の放射線診断と異なり, MRIでは使用する機種の静磁場強度とdata collectionにどのようなパルス系列を採用するかによってその画像が異なってくるので, 診断目的にかなった最適の撮像法を選択し, またその画像が提供している情報を十分に理解しておく必要がある. 今回我々は, 超および常電導型機種を使用して脊椎椎間板疾患のMRI診断について検討を行ったので報告する. 方法 対象は, MRI診断を行った頸椎および腰椎の椎間板ヘルニアと脊椎症である. 使用機種は静磁場強度0.5Tの超電導型装置(Siemens社 Magnetom)と0.15Tの常電導型装置(Picker社 Vista MR)である. |
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ISSN: | 0470-8105 |