血栓化した巨大脳動脈瘤の1例

症例は53才女性. 入院3ヵ月前から左上肢の脱力. 2ヵ月前から意欲低下, 見当識障害などの精神症状が出現し, しだいに進行した. CTスキャンでは右側頭葉に石灰化を有する病変があり, 脳血管写の所見は右中大脳動脈瘤および右側頭葉のavascular massであった. 手術を施行し, 部分的に血栓化した巨大動脈瘤を認め, クリッピングおよび血栓化動脈瘤の摘出を行った. 血栓化した巨大脳動脈瘤の成因, 血栓形成の機序および神経放射線学的診断について, 文献的考察を行った....

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Bibliographische Detailangaben
Veröffentlicht in:Neurologia medico-chirurgica 1982, Vol.22 (suppl), p.191-191
Hauptverfasser: 不破功, 吉岡進, 太田辰彦, 小阪英幸, 和田秀隆
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:症例は53才女性. 入院3ヵ月前から左上肢の脱力. 2ヵ月前から意欲低下, 見当識障害などの精神症状が出現し, しだいに進行した. CTスキャンでは右側頭葉に石灰化を有する病変があり, 脳血管写の所見は右中大脳動脈瘤および右側頭葉のavascular massであった. 手術を施行し, 部分的に血栓化した巨大動脈瘤を認め, クリッピングおよび血栓化動脈瘤の摘出を行った. 血栓化した巨大脳動脈瘤の成因, 血栓形成の機序および神経放射線学的診断について, 文献的考察を行った.
ISSN:0470-8105