抗生物質の髄液内移行に関する検討
脳外科疾患でV-Pシャントを留置した38例を対象に, cefotiam (CTM), cephalothin (CET), cephacetrile (CEC), sulbenicillin (SBPC)の血清および髄液中濃度を測定し, 次の結論を得た. 1.各薬剤静脈内投与2時間後の髄液中濃度および髄液血清比は, CTM0.543μg/ml(3.66%), CET1.84μg/ml(7.45%), CFC1.77μg/ml(7.5%), SBPC6.15μg/ml(5.58%)であった. 2.各薬剤とも, 血清中濃度の急激な低下にもかかわらず, いったん髄液中に移行した薬剤は長時間で徐々に低...
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Veröffentlicht in: | Neurologia medico-chirurgica 1982, Vol.22 (suppl), p.104-104 |
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Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 脳外科疾患でV-Pシャントを留置した38例を対象に, cefotiam (CTM), cephalothin (CET), cephacetrile (CEC), sulbenicillin (SBPC)の血清および髄液中濃度を測定し, 次の結論を得た. 1.各薬剤静脈内投与2時間後の髄液中濃度および髄液血清比は, CTM0.543μg/ml(3.66%), CET1.84μg/ml(7.45%), CFC1.77μg/ml(7.5%), SBPC6.15μg/ml(5.58%)であった. 2.各薬剤とも, 血清中濃度の急激な低下にもかかわらず, いったん髄液中に移行した薬剤は長時間で徐々に低下した. V-Pシャント後の日数, および疾患による髄液内移行率の差は明瞭でなかった. 3.CTM, CET, CEC, SBPCともに髄液内移行率は低かったが, 同一症例でcross overして調べた症例では, CECが10%以上で他剤よりやや高率であった. |
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ISSN: | 0470-8105 |