Large prolactinomaの臨床的検討

PRLの測定が汎く普及するに伴ってPRL分泌異常の病態が明らかとなり, 従来非分泌性下垂体腺腫と考えられていたなかにPRLを分泌する下垂体腺腫が存在することが発見され, GHおよびACTH産生下垂体腺腫とともにPRL産生下垂体腺腫(prolactinoma)として注目されてきた. また神経放射線学的検査(例えばpolytomography, CT scan)の進歩により視力視野の異常としてではなく, amenorrhea-galactorrhea syndromeなどで比較的早期に微小下垂体腺腫(microadenoma)として発見される例も増えてきている. しかしながら実地臨床上神経眼科で発...

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Veröffentlicht in:Neurologia medico-chirurgica 1979, Vol.19 (11), p.1107-1113
Hauptverfasser: 松村茂次郎, 森信太郎, 大田正博, 魚住徹, 滝本昇, 渡辺優, 大西利夫, 熊原雄一, 宮井潔
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:PRLの測定が汎く普及するに伴ってPRL分泌異常の病態が明らかとなり, 従来非分泌性下垂体腺腫と考えられていたなかにPRLを分泌する下垂体腺腫が存在することが発見され, GHおよびACTH産生下垂体腺腫とともにPRL産生下垂体腺腫(prolactinoma)として注目されてきた. また神経放射線学的検査(例えばpolytomography, CT scan)の進歩により視力視野の異常としてではなく, amenorrhea-galactorrhea syndromeなどで比較的早期に微小下垂体腺腫(microadenoma)として発見される例も増えてきている. しかしながら実地臨床上神経眼科で発見されるような大きな下垂体腺腫が, 手術療法の中で依然としてかなりの比率を占めている. 今回は神経眼科で発見された大きな腫瘤を示すPRL産生下垂体腺腫(large prolactinoma)の臨床的検討を行ったので報告する.
ISSN:0470-8105