脳腫瘍に対する術中照射療法の臨床病理学的検討

脳腫瘍に対する放射線治療は広く行われており, それに伴う腫瘍および脳組織の放射線の影響についてはWachowski(1945)34), Pennybecker(1948)25), Lampert(1964)17), 中村(1974)21), Takeuchi(1976)30)らをはじめ多くの報告6)22)23)がみられ, 臨床治療上役立っている. 一方, 近年, 脳腫瘍の放射線療法はBAR療法硼素中性子捕捉療法をはじめ新しい線源の開発, 治療装置の改善などにより著しく発展してきた12)13)15)27)28)29). 我々は, 悪性脳腫瘍に対して手術的療法と放射線療法とを直結させた方法として術...

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Veröffentlicht in:Neurologia medico-chirurgica 1978, Vol.18 (3), p.215-219
Hauptverfasser: 今川健司, 栃尾廣, 戸田稲三, 林誠之, 浅井昭, 野村隆吉
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:脳腫瘍に対する放射線治療は広く行われており, それに伴う腫瘍および脳組織の放射線の影響についてはWachowski(1945)34), Pennybecker(1948)25), Lampert(1964)17), 中村(1974)21), Takeuchi(1976)30)らをはじめ多くの報告6)22)23)がみられ, 臨床治療上役立っている. 一方, 近年, 脳腫瘍の放射線療法はBAR療法硼素中性子捕捉療法をはじめ新しい線源の開発, 治療装置の改善などにより著しく発展してきた12)13)15)27)28)29). 我々は, 悪性脳腫瘍に対して手術的療法と放射線療法とを直結させた方法として術中Linac電子線照射を行ったので, ここにこれら症例を報告するとともに病理組織学的所見を中心に, 放射線障害について文献的検討を加える.
ISSN:0470-8105