Experimental microsurgical extra-intracranial bypass の新しいmodel

成犬において microsurgical extracranial-intracranial bypassの新しいmodelを作成した. External ethmoidal artery(以下EEA)を剥離した後, middle cerebral artery(以下MCA)のmain branchとend-to-side anastomosisを行うものである. このmodelを使って次の実験を行った, group Iでは吻合術後急性期および慢性期の開存率のみを観察し, group IIにおいては急性群の吻合術前後におけるcortical intra-arterial pressureの変化...

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Veröffentlicht in:Neurologia medico-chirurgica 1977, Vol.17 (suppl), p.45-45
Hauptverfasser: 西川方夫, M.G. Yasargil, 八木信也, 米川泰弘
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:成犬において microsurgical extracranial-intracranial bypassの新しいmodelを作成した. External ethmoidal artery(以下EEA)を剥離した後, middle cerebral artery(以下MCA)のmain branchとend-to-side anastomosisを行うものである. このmodelを使って次の実験を行った, group Iでは吻合術後急性期および慢性期の開存率のみを観察し, group IIにおいては急性群の吻合術前後におけるcortical intra-arterial pressureの変化そして脳組織内酸素圧の変化を測定した. さらにgroup IIIにおいては(慢性群), middle cerebral artcryの本幹を結紮後, 10日目に上記吻合術を施行し, group IIにおけると同じくcortical intraartcrial pressureの変化および脳組織内酸素圧の変化を測定した. By passの開存率は100%を示した. Intra-arterial pressureは急性・慢性両群においてMCA本幹結紮後, EEA-MCA anastomosisを施行すると全例に有意の差をもって上昇した. 脳組織内酸素圧は100%の酸素吸入により, 急性群は著明に上昇するが, 慢性群においてはほとんど上昇がみられない. このことは毛細血管がほとんど機能していないことを示し, 慢性期における吻合術の効果についてはさらに検討を要することを示唆している.
ISSN:0470-8105