髄液短絡装置の流量測定法

シャントシステムを流れる髄液の流量を測定する方法を考案し, これを臨床例に応用した. 容量Vの容器の中に均等に拡散したRIが均一に流出すると仮定すれば, 半減時間T1/2より単位時間流量q=v×log_e 2/T1/2と計算されるPudenz のflushing deviceの容積は0.3mlとほぼ一定である. これに約100マイクロキュリー, 0.03mlの^^99m Tc pertechnetateを注入し, infusion pumpを用いて9種類の流量におけるRIの減衰曲線を, レノグラム用シンチレーション・カウンターを用いて記録した. 片対数方眼紙の縦軸にカウント数, 横軸に時間を取...

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Veröffentlicht in:Neurologia medico-chirurgica 1976, Vol.16 (suppl), p.50-51
Hauptverfasser: 河原崎篤, 端和夫, 松岡好美, 勝山諄亮, 西村周郎, 越智宏暢, 井上祐一
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:シャントシステムを流れる髄液の流量を測定する方法を考案し, これを臨床例に応用した. 容量Vの容器の中に均等に拡散したRIが均一に流出すると仮定すれば, 半減時間T1/2より単位時間流量q=v×log_e 2/T1/2と計算されるPudenz のflushing deviceの容積は0.3mlとほぼ一定である. これに約100マイクロキュリー, 0.03mlの^^99m Tc pertechnetateを注入し, infusion pumpを用いて9種類の流量におけるRIの減衰曲線を, レノグラム用シンチレーション・カウンターを用いて記録した. 片対数方眼紙の縦軸にカウント数, 横軸に時間を取ると, 毎分0.027mlより0.667mlまでの範囲ではカウント数と時間とは直線の関係を示し, 半減時間T1/2の算出が可能であることが判明した. 次いで実際の流量と計算値との関係を検討する目的で, 各流量について8回ずつ計72回の測定を行った.
ISSN:0470-8105