脳動脈瘤術後にみられたADH異常分泌症候群について

The syndrome of inappropriate secretion of antidiuretic hormone(以下IS-ADH症候群と略す)は, Schwartzらの報告以来, 各種神経疾患や頭部手術後に発症した発表は数多くみられる. FuiszらやFoxらの臨床的criteriaを基盤として, 昭和46年6月より同48年8月までに経験した脳動脈瘤直接手術症例55例, 61動脈瘤につき, 術後のIS-ADH症候群につき検討した. IS-ADH症候群を臨床経過によって, severe (saline infusionに無反応, 強度の水分制限に反応, 長期間持続しcontrol...

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Hauptverfasser: 峯徹, 村瀬活郎, 上田守三, 松下元也, 泉二郎
Format: Tagungsbericht
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:The syndrome of inappropriate secretion of antidiuretic hormone(以下IS-ADH症候群と略す)は, Schwartzらの報告以来, 各種神経疾患や頭部手術後に発症した発表は数多くみられる. FuiszらやFoxらの臨床的criteriaを基盤として, 昭和46年6月より同48年8月までに経験した脳動脈瘤直接手術症例55例, 61動脈瘤につき, 術後のIS-ADH症候群につき検討した. IS-ADH症候群を臨床経過によって, severe (saline infusionに無反応, 強度の水分制限に反応, 長期間持続しcontrolしにくい), moderate(1週間以上持続し, 強度の水分制限が時に必要), mild(短期間で消失し, 水分制限は不要), none(出現しないもの)の4群にわけた. 前2群が臨床的に問題となる. 以上より種々のことを検討した結果, 以下のような結果を得た.
ISSN:0470-8105