体表における乳児血管腫の後遺症とその対策

体表における乳児血管腫退縮後の後遺症は,毛細血管拡張症,線維脂肪組織の残存,皮膚萎縮や余剰皮膚,瘢痕が挙げられ,比較的高率に生じる.毛細血管拡張症に対してはパルス可変式色素レーザーが有効である.線維脂肪組織の残存,皮膚萎縮や余剰皮膚や瘢痕については外科的治療が必要である.患者の負担軽減のために,いかに後遺症を減少させるかという課題に関しては,今後さらなる研究が必要である....

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Veröffentlicht in:日本レーザー医学会誌 2023/01/15, Vol.43(4), pp.279-284
Hauptverfasser: 野村, 正, 武田, 玲伊子, 寺師, 浩人
Format: Artikel
Sprache:jpn
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Beschreibung
Zusammenfassung:体表における乳児血管腫退縮後の後遺症は,毛細血管拡張症,線維脂肪組織の残存,皮膚萎縮や余剰皮膚,瘢痕が挙げられ,比較的高率に生じる.毛細血管拡張症に対してはパルス可変式色素レーザーが有効である.線維脂肪組織の残存,皮膚萎縮や余剰皮膚や瘢痕については外科的治療が必要である.患者の負担軽減のために,いかに後遺症を減少させるかという課題に関しては,今後さらなる研究が必要である.
ISSN:0288-6200
1881-1639
DOI:10.2530/jslsm.jslsm-43_0032