LEDを利用した歯髄血流測定による外傷歯の歯髄診断

歯髄の微小循環系は,歯の健康を維持するために重要な組織である.歯の光電脈波測定は歯髄血流の有無を非侵襲的かつ客観的に診査することができ,小児歯科や障害者歯科臨床における歯髄の生活性の診査に応用されている.歯髄は硬組織に囲まれた特殊な構造をしており,光電脈波検出には可視光の短波長領域の発光ダイオード(light emitting diode: LED)が適していることが明らかになっている.本稿では,臨床診断における歯髄血流測定の役割や,歯の発達に伴う歯髄脈波の変化の研究などから得られた知見について解説する....

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Veröffentlicht in:日本レーザー医学会誌 2022/07/15, Vol.43(2), pp.91-97
1. Verfasser: 柿野, 聡子
Format: Artikel
Sprache:jpn
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Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:歯髄の微小循環系は,歯の健康を維持するために重要な組織である.歯の光電脈波測定は歯髄血流の有無を非侵襲的かつ客観的に診査することができ,小児歯科や障害者歯科臨床における歯髄の生活性の診査に応用されている.歯髄は硬組織に囲まれた特殊な構造をしており,光電脈波検出には可視光の短波長領域の発光ダイオード(light emitting diode: LED)が適していることが明らかになっている.本稿では,臨床診断における歯髄血流測定の役割や,歯の発達に伴う歯髄脈波の変化の研究などから得られた知見について解説する.
ISSN:0288-6200
1881-1639
DOI:10.2530/jslsm.jslsm-43_0014