眼底蛍光寿命測定―FLIO

眼底蛍光寿命測定(FLIO)は,眼底の蛍光寿命を測定して画像化する,超短パルスレーザ-を用いた新しい眼底イメ-ジングである.FLIOは,眼底組織の形態変化のみならず,細胞のエネルギー代謝の変化や代謝関連物質の蓄積などの微細な変化を検出できる可能性があるため,疾患の早期診断や進行度の判定,治療効果評価などへの活用が期待されている.本総説ではFLIOの原理とこれまでの基礎・臨床的知見を紹介し,FLIOの今後の黄斑疾患診療における位置づけについて述べる....

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Bibliographische Detailangaben
Veröffentlicht in:日本レーザー医学会誌 2021/07/15, Vol.42(2), pp.45-55
1. Verfasser: 三浦, 央子
Format: Artikel
Sprache:jpn
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Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:眼底蛍光寿命測定(FLIO)は,眼底の蛍光寿命を測定して画像化する,超短パルスレーザ-を用いた新しい眼底イメ-ジングである.FLIOは,眼底組織の形態変化のみならず,細胞のエネルギー代謝の変化や代謝関連物質の蓄積などの微細な変化を検出できる可能性があるため,疾患の早期診断や進行度の判定,治療効果評価などへの活用が期待されている.本総説ではFLIOの原理とこれまでの基礎・臨床的知見を紹介し,FLIOの今後の黄斑疾患診療における位置づけについて述べる.
ISSN:0288-6200
1881-1639
DOI:10.2530/jslsm.jslsm-42_0008