低出力レーザーの生体作用

低出力のレーザーを用いた治療であるLow reactive Level Laser Therapy(LLLT)とは,細胞内外に存在する光受容体にレーザーのエネルギーを受容させ,引き続いて起こる生理変化を利用したものである.LLLT が提唱されて40 年間で創傷治癒促進,疼痛や炎症の緩和といった有効な生物学的作用が報告されており,近年では幅広い治療分野において応用が試みられている.本論文では,これまでの著者らの報告を含めて,細胞レベルでのLLLT のメカニズムについて論じる....

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Veröffentlicht in:日本レーザー医学会誌 2014/03/15, Vol.34(4), pp.384-393
Hauptverfasser: 櫛引, 俊宏, 平沢, 壮, 大川, 晋平, 石原, 美弥
Format: Artikel
Sprache:eng ; jpn
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Beschreibung
Zusammenfassung:低出力のレーザーを用いた治療であるLow reactive Level Laser Therapy(LLLT)とは,細胞内外に存在する光受容体にレーザーのエネルギーを受容させ,引き続いて起こる生理変化を利用したものである.LLLT が提唱されて40 年間で創傷治癒促進,疼痛や炎症の緩和といった有効な生物学的作用が報告されており,近年では幅広い治療分野において応用が試みられている.本論文では,これまでの著者らの報告を含めて,細胞レベルでのLLLT のメカニズムについて論じる.
ISSN:0288-6200
1881-1639
DOI:10.2530/jslsm.34.384