S3-2 消化管癌に対するPDTを中心としたcombined therapy

PDT(photodynamic therapy:光線力学療法)は, 腫瘍選択的破壊を特長とする安全かつ非侵襲的な治療法である. 消化管癌に対するPDTは, フォトフリンと, エキシマダイ(excimerdye)レーザーまたはYAG-OPO(Yttrium Aluminium Garnet-Optical Parametric Oscillated)レーザーを励起光とするPDTが, 手術や他の根治的療法が行えない表在性食道悪性腫瘍および表在性早期胃癌のうち画像診断上リンパ節転移がない病変に対して保険適用になっている. 一方, 海外ではPDTはむしろ進行癌に対する姑息的治療に応用されている. 我...

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Veröffentlicht in:日本レーザー医学会誌 2011, Vol.32 (2), p.220-220
Hauptverfasser: 中村哲也, 生沼健司, 前田光徳, 平石秀幸, 山岸秀嗣, 寺野彰
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:PDT(photodynamic therapy:光線力学療法)は, 腫瘍選択的破壊を特長とする安全かつ非侵襲的な治療法である. 消化管癌に対するPDTは, フォトフリンと, エキシマダイ(excimerdye)レーザーまたはYAG-OPO(Yttrium Aluminium Garnet-Optical Parametric Oscillated)レーザーを励起光とするPDTが, 手術や他の根治的療法が行えない表在性食道悪性腫瘍および表在性早期胃癌のうち画像診断上リンパ節転移がない病変に対して保険適用になっている. 一方, 海外ではPDTはむしろ進行癌に対する姑息的治療に応用されている. 我々は, PDTを中心とする内視鏡的集学的治療(endoscopic combined therapy)を考案し, 一部の進行胃癌および進行直腸癌を根治させることに成功した. その概略は, 以下の通りである.
ISSN:0288-6200