I-3 小耳症術後患者に対するロングパルスアレキサンドライトレーザー治療経験
小耳症患者の耳介再建部位は頭髪にかかり脱毛を必要とすることが少なくない. 従来の脱毛は電気針脱毛が唯一の永久脱毛方法であったが, 侵襲が高く, 手技が煩雑なことから小児に行うことは難しかった. 一方, 近年脱毛レーザーが普及し, その簡便なことや, 侵襲の低さ, 脱毛効果の高さから頻用されるようになってきている. 我々は小耳症の術後脱毛に対し, フラッシュランプ励起性ロングパルスアレキサンドライトレーザー(GetleLASE, Candela社;米国)を使用し, 術後有毛部の脱毛を行うことを考えた. しかし, ロングパルスアレキサンドライトレーザーを小耳症術後の脱毛に用いた報告例は皆無なため,...
Gespeichert in:
Veröffentlicht in: | 日本レーザー医学会誌 2011, Vol.31 (4), p.462-462 |
---|---|
Hauptverfasser: | , , , , , |
Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Online-Zugang: | Volltext |
Tags: |
Tag hinzufügen
Keine Tags, Fügen Sie den ersten Tag hinzu!
|
Zusammenfassung: | 小耳症患者の耳介再建部位は頭髪にかかり脱毛を必要とすることが少なくない. 従来の脱毛は電気針脱毛が唯一の永久脱毛方法であったが, 侵襲が高く, 手技が煩雑なことから小児に行うことは難しかった. 一方, 近年脱毛レーザーが普及し, その簡便なことや, 侵襲の低さ, 脱毛効果の高さから頻用されるようになってきている. 我々は小耳症の術後脱毛に対し, フラッシュランプ励起性ロングパルスアレキサンドライトレーザー(GetleLASE, Candela社;米国)を使用し, 術後有毛部の脱毛を行うことを考えた. しかし, ロングパルスアレキサンドライトレーザーを小耳症術後の脱毛に用いた報告例は皆無なため, 我々は出力および回数のstandard化を目的として, 小耳症再建術施行後の患者で2009年8月より2010年6月までの期間に7症例(男児5名, 女児2名, 平均年齢12.1歳)に対し, 小耳症術後の有毛部レーザー脱毛を行った. 評価は照射前, 照射直後の写真により脱毛効果測定を行った. また, VAS(Visual analogue scale)を用いて患者に対する侵襲の評価を行った. 小耳症術後の有毛部への脱毛の効果と合併症について検討したので若干の文献的考察を加えて報告する. |
---|---|
ISSN: | 0288-6200 |