W1-2 シリル化による光増感色素の高効率化の検討

【序】ポルフィリンなどの光増感色素の高効率化はPDTの発展において重要である.我々はこれまでにケイ素を有する様々な芳香族化合物の光物理・光化学過程を研究してきており,ケイ素の導入により蛍光の量子収率などの光物性が著しく変化することを見いだしてきている1).さらに最近では,ポルフィリンにシリル基(-SiMe3)を導入することにより,一重項酸素の生成効率が向上することを見いだしてきた2).これらの結果から,シリル化がPDTの光増感色素の発展に有用である可能性を指摘してきた.しかしながら,これまでの結果は溶液中での結果であり,生体系において実際に有用であるかは明らかでない.そこで,本研究では培養癌細...

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Veröffentlicht in:日本レーザー医学会誌 2007, Vol.28 (2), p.205-205
Hauptverfasser: 堀内宏明, 亀谷剛大, 穂坂正博, 竹内利行, 吉村公男, 久新荘一郎, 松本英之, 平塚浩士
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Zusammenfassung:【序】ポルフィリンなどの光増感色素の高効率化はPDTの発展において重要である.我々はこれまでにケイ素を有する様々な芳香族化合物の光物理・光化学過程を研究してきており,ケイ素の導入により蛍光の量子収率などの光物性が著しく変化することを見いだしてきている1).さらに最近では,ポルフィリンにシリル基(-SiMe3)を導入することにより,一重項酸素の生成効率が向上することを見いだしてきた2).これらの結果から,シリル化がPDTの光増感色素の発展に有用である可能性を指摘してきた.しかしながら,これまでの結果は溶液中での結果であり,生体系において実際に有用であるかは明らかでない.そこで,本研究では培養癌細胞をもちいて,ポルフィリンのシリル化による光線力学活性の変化を明らかにすることを目的とした.【実験】使用したポルフィリン誘導体の分子構造をTable1に示す.癌細胞にはU251を用いた.光細胞毒性の実験には細胞を25μMの色素溶液によって12時間染色した後,500W Xe lampの可視光をフィルターで選択し,0~5分間照射した.そしてその一日後にMTT assayを行い癌細胞の生存率を評価した.
ISSN:0288-6200