皮膚科領域における低出力レーザー治療

低出力レーザーの臨床応用は,当初,帯状疱疹等の疼痛治療に用いられていた.その後,アトピー性皮膚炎のかゆみや,皮膚潰瘍等にも使用されるようになった.本稿では,かゆみを訴える代表的疾患であるアトピー性皮膚炎と帯状疱疹の痛みに対する低出力レーザー治療を中心に記載した.臨床の場では,低出力レーザーは単独で用いられることは少なく,各疾患の一般的な治療に加えて用いられることが多い.低出力レーザーは,さしたる副作用もなく,疼痛軽減のみならず,止痒効果,抗潰瘍作用もあり,補助療法としての利用価値は大きい....

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Veröffentlicht in:日本レーザー医学会誌 2007/01/15, Vol.27(4), pp.285-288
1. Verfasser: 森田, 秀樹
Format: Artikel
Sprache:jpn
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Beschreibung
Zusammenfassung:低出力レーザーの臨床応用は,当初,帯状疱疹等の疼痛治療に用いられていた.その後,アトピー性皮膚炎のかゆみや,皮膚潰瘍等にも使用されるようになった.本稿では,かゆみを訴える代表的疾患であるアトピー性皮膚炎と帯状疱疹の痛みに対する低出力レーザー治療を中心に記載した.臨床の場では,低出力レーザーは単独で用いられることは少なく,各疾患の一般的な治療に加えて用いられることが多い.低出力レーザーは,さしたる副作用もなく,疼痛軽減のみならず,止痒効果,抗潰瘍作用もあり,補助療法としての利用価値は大きい.
ISSN:0288-6200
1881-1639
DOI:10.2530/jslsm.27.285