可変式ロングパルスダイレーザー(Vビーム(R))の臨床的有用性
要旨 可変式ロングパルスダイレーザー(Vビーム(R), 595nm-long pulsed dye laser with adjustable pulse duration(ALPDL))は波長595nm, 最大出力40J/cm2のパルスダイレーザーであるが, パルス幅が可変(0.45ms~40ms)で, ダイナミック, クーリング, デバイス働とよばれるテトラフルオロエタンガス(-26.1℃)による皮膚冷却装置を付属していると言う特徴を有する. 従来型の機種より波長の長いことから, より深くまでレーザー光が到達し, 長いパルス幅, 大きい出力により, より少ない副作用で, より大きな血管をタ...
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Veröffentlicht in: | 日本レーザー医学会誌 2007-01, Vol.27 (4), p.270-279 |
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Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 要旨 可変式ロングパルスダイレーザー(Vビーム(R), 595nm-long pulsed dye laser with adjustable pulse duration(ALPDL))は波長595nm, 最大出力40J/cm2のパルスダイレーザーであるが, パルス幅が可変(0.45ms~40ms)で, ダイナミック, クーリング, デバイス働とよばれるテトラフルオロエタンガス(-26.1℃)による皮膚冷却装置を付属していると言う特徴を有する. 従来型の機種より波長の長いことから, より深くまでレーザー光が到達し, 長いパルス幅, 大きい出力により, より少ない副作用で, より大きな血管をターゲットとできる. ALPDLは5種類の円形のハンドピースと3x10mmの矩形のハンドピースを装着することができる. 色素斑用ハンドピースは, 患部の血管を障害することなく, 老人性色素斑等の色素性病変を治療可能としている. ALPDLは, 単純性血管腫, 苺状血管腫, 毛細血管拡張症, 老人性色素斑, ウイルス性疣贅, 座瘡, 肥厚性瘢痕/ケロイド, 乾癬, 光老化等, 様々な病変の治療に利用され, 有効であるとの報告が示されている. ALPDLのこれらの疾患への治療可能性について報告する. |
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ISSN: | 0288-6200 |