白血病細胞の超音波力学的治療(Sonodynamic therapy=SDT)と光力学的治療(Photodynamic therapy=PDT)の併用効果について

〔背景と目的〕:近年, 白血病に対する治療の一つとして, 光増感剤であるヘマトポルフィリン(Hp)と超音波照射による超音波力学的治療(SDT)のアプローチが報告されているが, 治療効果はさほど良好ではなく臨床応用までには至っていない. 今回, 治療効果を上げるために白血病培養細胞でSDTとPDTの併用効果を検討した. 〔方法〕:白血病の培養細胞(HL-525)に対して, (1)8.25 μMの増感剤ATX-70を単色光(400, 450, 550, 570 and 590 nm:2.88 J/平方センチメートル;基生研)と超音波(47 kHz, 50W, 10 sec; Bronsonic)の...

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Veröffentlicht in:日本レーザー医学会誌 2001, Vol.22 (4), p.280-281
Hauptverfasser: 三好憲雄, 小笠原利行, 小川透, 渡辺正勝, 東正一, 福田優
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:〔背景と目的〕:近年, 白血病に対する治療の一つとして, 光増感剤であるヘマトポルフィリン(Hp)と超音波照射による超音波力学的治療(SDT)のアプローチが報告されているが, 治療効果はさほど良好ではなく臨床応用までには至っていない. 今回, 治療効果を上げるために白血病培養細胞でSDTとPDTの併用効果を検討した. 〔方法〕:白血病の培養細胞(HL-525)に対して, (1)8.25 μMの増感剤ATX-70を単色光(400, 450, 550, 570 and 590 nm:2.88 J/平方センチメートル;基生研)と超音波(47 kHz, 50W, 10 sec; Bronsonic)の照射直前に添加して併用照射を行った. (2)アポトーシスキット(FITC-labeled annexin-V and PI; MBL)を使用して二重生体染色を行った.
ISSN:0288-6200