Low-dose laserによる血管内PDTの再狭窄予防効果
(目的)ステントなど近年の血管内治療の進歩には目覚ましいものがあるが, 治療後の再狭窄の問題はいまだ重要な合併症となっている. 我々は血管PDTの再狭窄予防につき検討を加え報告してきている. 血管内PDTは血流の影響を強く受けるため, Cylindricalレーザー照射用バルーン(BLD)を作成し, 血流遮断下照射を行い有効性を認めている. 今回low-doselaser,NPe6の用量と再狭窄予防効果につき検討した. (対象と方法)BLDはバルーンから直接レーザー光が全周に照射される. NPe6のウサギ動脈組織内濃度の検討から, 血流遮断下では投与後早期の照射が可能と考えられ, NZWウサギ...
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Format: | Tagungsbericht |
Sprache: | jpn |
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Zusammenfassung: | (目的)ステントなど近年の血管内治療の進歩には目覚ましいものがあるが, 治療後の再狭窄の問題はいまだ重要な合併症となっている. 我々は血管PDTの再狭窄予防につき検討を加え報告してきている. 血管内PDTは血流の影響を強く受けるため, Cylindricalレーザー照射用バルーン(BLD)を作成し, 血流遮断下照射を行い有効性を認めている. 今回low-doselaser,NPe6の用量と再狭窄予防効果につき検討した. (対象と方法)BLDはバルーンから直接レーザー光が全周に照射される. NPe6のウサギ動脈組織内濃度の検討から, 血流遮断下では投与後早期の照射が可能と考えられ, NZWウサギにNPe6投与(0.125,0.25,0.5mg/kg)時に右腸骨動脈をballoon catheterで引き抜き傷害モデルを作成し, 1時間後にBLDによるlow-dose 664nm laser(10mW/平方センチメートル-10J/平方センチメートル, -10/平方センチメートル)照射を施行した. 照射2日後, 2週後, 4週後の動脈を摘出し, NPe6投与量, レーザー強度と内膜肥厚の抑制につき検討した. (結果)1J/平方センチメートルのlow. dose laserでも完全なaccellular arterial wallが観察され, IH形成は有意に抑制された. (結語)BLDにより血管内Iow-dose laserPDTのIH抑制効果がウサギ動脈傷害モデルで観察され, PDTとAngioplasty併用の再狭窄予防法としての臨床応用の有用性が示唆された. |
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ISSN: | 0288-6200 |