半導体レーザーによる接触皮膚炎の抑制
塩化ピクリル(PCl)免疫マウスを用い, 半導体レーザーによる接触皮膚炎の抑制効果を検討した. ddYマウス(♂)80匹を5%PCl(0.15ml)で免疫, 5日後8群に等分し, 耳介厚を測定. 60分間の3%セポフルレン麻酔下に1群0分間, 2群15分間, 3群30分間, 4群60分間, 出力60mW, 波長830nmにて右耳介に照射. 5群は30分間, 30mWにて右耳介に照射, 6-8群は出力60mWにて各々15,30,60分間尾基部に照射した. 照射後1%PCl(0.02ml)を右耳介に塗付, 24時間後, 耳介厚を再測定した. 1-4群では照射時間に比例して炎症反応は抑制され, 対照...
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Format: | Tagungsbericht |
Sprache: | jpn |
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Zusammenfassung: | 塩化ピクリル(PCl)免疫マウスを用い, 半導体レーザーによる接触皮膚炎の抑制効果を検討した. ddYマウス(♂)80匹を5%PCl(0.15ml)で免疫, 5日後8群に等分し, 耳介厚を測定. 60分間の3%セポフルレン麻酔下に1群0分間, 2群15分間, 3群30分間, 4群60分間, 出力60mW, 波長830nmにて右耳介に照射. 5群は30分間, 30mWにて右耳介に照射, 6-8群は出力60mWにて各々15,30,60分間尾基部に照射した. 照射後1%PCl(0.02ml)を右耳介に塗付, 24時間後, 耳介厚を再測定した. 1-4群では照射時間に比例して炎症反応は抑制され, 対照群と比べ4群では有意に抑制された. 照射エネルギーが等価の2,5群間では5群が有意に抑制された. 遠隔照射を行った6-8群には抑制効果は見られなかった. 考察 半導体レーザーによる接触皮膚炎抑制では, 照射時間が重要であり, その抑制効果は全身的な影響をもたないものと思われる. |
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ISSN: | 0288-6200 |