胃癌に対するPDT

早期胃癌の光化学治療における照射光を, 持続波のアルゴンダイレーザーからパルス波のエキシマダイレーザーに代えたところ治療成績が改善された。アルゴンダイレーザーによる局所治癒率はm癌22病巣中13個 (59%), sm癌15病巣中8個 (53%), 計37病巣中21個 (57%) であった。これに対しエキシマダイレーザーでは, 局所治癒率はm癌13病巣中13個 (100%), sm癌7病巣中6個 (86%), 計20病巣中19個 (95%) であった。これは, パルス波レーザーの効果が深部にまで及ぶからであり, 400kWと云う極めて高いピーク出力に負うところが大であると考えられた。...

Ausführliche Beschreibung

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Bibliographische Detailangaben
Veröffentlicht in:日本レーザー医学会誌 1994, Vol.15(1), pp.29-34
Hauptverfasser: 三村, 征四郎, 大谷, 透, 奥田, 茂
Format: Artikel
Sprache:jpn
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Beschreibung
Zusammenfassung:早期胃癌の光化学治療における照射光を, 持続波のアルゴンダイレーザーからパルス波のエキシマダイレーザーに代えたところ治療成績が改善された。アルゴンダイレーザーによる局所治癒率はm癌22病巣中13個 (59%), sm癌15病巣中8個 (53%), 計37病巣中21個 (57%) であった。これに対しエキシマダイレーザーでは, 局所治癒率はm癌13病巣中13個 (100%), sm癌7病巣中6個 (86%), 計20病巣中19個 (95%) であった。これは, パルス波レーザーの効果が深部にまで及ぶからであり, 400kWと云う極めて高いピーク出力に負うところが大であると考えられた。
ISSN:0288-6200
1881-1639
DOI:10.2530/jslsm1980.15.1_29