星状神経節への低反応レベルレーザー照射療法

低反応レベルレーザー治療(以下, L. L. L. T. )はすでにペインクリニックにおいて広く応用されているが, 神経走行に添って, あるいは疼痛部位に照射していた. 最近, 星状神経節へのL. L. L. T. は星状神経節ブロックに類似した反応を示すとの報告が増加している. そこで今回, 星状神経節へのブロックとL. L. L. T. による皮膚温の変化をサーモグラフィで比較した. レーザーでは顔面両側の皮膚温上昇を認めたが, ブロックは, 皮膚温上昇はブロック側のみに認められた. 星状神経節ブロックは局所作用のみであるのに対し, L. L. L. T. による疼痛緩解, 血流改善の作用...

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Hauptverfasser: 村上富裕美, 大塚浩司, 岡村篤, 松村千穂子, 今井真, 柏野繁雄, 劒物修
Format: Tagungsbericht
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:低反応レベルレーザー治療(以下, L. L. L. T. )はすでにペインクリニックにおいて広く応用されているが, 神経走行に添って, あるいは疼痛部位に照射していた. 最近, 星状神経節へのL. L. L. T. は星状神経節ブロックに類似した反応を示すとの報告が増加している. そこで今回, 星状神経節へのブロックとL. L. L. T. による皮膚温の変化をサーモグラフィで比較した. レーザーでは顔面両側の皮膚温上昇を認めたが, ブロックは, 皮膚温上昇はブロック側のみに認められた. 星状神経節ブロックは局所作用のみであるのに対し, L. L. L. T. による疼痛緩解, 血流改善の作用は, 全身性の機序で起こることが示唆された.
ISSN:0288-6200